1年間の浪人生活の振り返りと反省①

これは私の1年間の浪人生活を記録するものである。したがって、個人的な内容が多くなるが、参考になりそうな要素も加えて説明する。

 

まず、私が気が付いた各科目ごとに勉強する上で重要な事柄をまとめる。

①現代文

 現代文はおそらく、一番勉強しにくい科目だ。点数が安定しない上、どう解いたらいいのか分からない。だからこそ、早い段階で自分なりの解き方を見つけ、その解き方で多く演習する必要がある。解き方をコロコロと変えてしまうと、それまでの演習が無駄になってしまう。

 私の場合、傍線部をいくつかの意味的要素に分解し、それぞれと同じ意味を指す文または言葉を文章中から探し、言い換えをしていくという解き方を知り、それを使った。「〜とはどういうことか」「〜はなぜか」といった問題はこの方法で解ける。

 小説は、感情を引き起こす出来事に注目し、論理的に読んでいくことを意識した。感情には何らかの原因や理由があるので、それが何なのかを読み解ければいい。何より原因や理由は本文に必ず書かれている。あとは、傍線部に施す処理は評論と同じだ。

 

②数学

 数学はセンターのみ使用することにしたので、基礎を徹底することにした。そもそも私は基礎が疎かになっていた。だから応用にも対処できない。まず、青チャートをきっちりやり込んだ。赤チャートまでは必要ないと判断した。友人が青を薦めてくれたこともある。青チャートは基礎から多少の応用まで対応しており、解説も分かりやすい。参考書としても問題集としても使える万能品だ。センターで6,7割しか取れないという人は青チャートを堅実にこなしてみてほしい。私はこれによって8,9割を安定して取れるようになった。数学は基礎の理解が大事である。

 

③英語

 英語も、解き方を身につけることが重要だと思う。長文や和訳問題は文法による読解が肝だと私は考えている。文法をまずはマスターした上で長文読解の勉強を始めるのが吉である。文法は単なる暗記ではなく、参考書または授業で理屈を理解することが求められる。理屈で分かることの利点は、暗記量が減ることだ。英単語や英熟語は大抵、理屈がないので暗記の必要がある。文法まで暗記モノにしてしまうと、暗記量がかなり増える。暗記の苦手な人間にとっては難しいことだ。だから理屈を身につける。

 長文読解では、文同士の関係を分かることが必要になる。ディスコースマーカーやnot A but Bなどの、対比や並列など関係性を表せる表現に注目する。文同士の関係が分かることで、文全体の理解が深まる。

 また、リスニングが苦手という場合もあるだろう。センターレベルのリスニングならば、普段から長文を音読することで文の流れや発音を知り、リスニングでも頭の中でシャドーイングすることを心がけるといい。ただ音を聞いていてもピンと来ないので、何を言っているのかを文字として思い浮かべるためだ。そうすることでリスニングを長文読解的に解くことができる。

 

 

今回はここで一旦筆を置く。

続きは数日後🤚